AI Play とは

社内FAQボットをRAGでつくる手順

社内文書を検索して答えるRAG型FAQボットを、小さく作って育てる手順

「経費精算のやり方は?」「Wi-Fiのパスワードは?」といった社内の繰り返し質問は、社内文書を検索して回答する RAG(検索拡張生成)型のボットで減らせます。成否を分けるのは、AIの性能よりも「元になる文書の質」と「答えられないときの振る舞い」です。

目的

準備するもの

手順

  1. 対象を絞る:最初は「経費精算」「勤怠」など1〜2分野に限定します。
  2. 文書を整える:古い版を除き、1つの話題は1か所に書きます。表や画像だけの情報は文章にしておきます。
  3. ボットに文書を登録する:RAGでは、文書を小さな塊(チャンク)に分け、意味を表すベクトル(埋め込み)に変換して保存し、質問に近い塊を探して回答に使います。キーワード検索を併用すると、型番やエラーコードのような完全一致にも強くなります。
  4. 回答ルールを設定する:「文書にないことは答えず、担当窓口を案内する」「回答の最後に出典を示す」をシステムの指示に入れます。
  5. テストする:想定質問で試し、正答・誤答・回答不能を記録します。誤答は文書側を直すのが基本です。
  6. 小さく公開する:一部の部署で試し、フィードバックを集めます。
  7. 更新の仕組みを作る:規程が変わったら文書を差し替える担当と頻度を決めます。

プロンプト例

システムの指示(ボットの設定欄):

あなたは当社の社内ヘルプデスクです。
- 必ず登録された社内文書の内容だけに基づいて回答する
- 回答の最後に「出典:文書名・該当箇所」を書く
- 文書に記載がない場合は推測せず、
  「記載が見つかりませんでした。総務部(#soumu チャンネル)にお問い合わせください」と答える
- 個人の給与、評価、健康情報に関する質問には答えず、担当部署を案内する

うまくいかない時

注意点

参考リンク

編集: AI Play 編集部 最終更新: 2026-10-25