Claude の Projects・ファイル・アーティファクトの使い方
Claude のプロジェクトとアーティファクトで資料と成果物を整理する方法
Claude には、資料や指示をまとめて置いておける「Projects(プロジェクト)」と、文書やスライド、小さなツールなどの成果物を作って保存できる「アーティファクト(Artifacts)」があります。毎回同じ説明をし直す手間を減らし、繰り返し使える形で成果物を残せるのが利点です。
Projects とは
プロジェクトは、チャット履歴とナレッジ(参考資料)をひとまとめにした作業スペースです。プロジェクト内でのチャットは、アップロードした資料と、プロジェクトごとのカスタム指示を前提に回答されます。
- ナレッジ:文書、テキスト、コードなどのファイルを登録できます。
- カスタム指示:「丁寧な敬語で」「法務担当の視点で」など、そのプロジェクト専用の振る舞いを設定できます。
- プラン:無料プランでも使えますが、作成できるのは5件までです。有料プラン(Pro / Max / Team / Enterprise)では、資料が多くなると RAG(検索拡張生成)で容量を最大10倍程度まで拡張できると案内されています。
- 共有:Team / Enterprise では同僚とプロジェクトを共有でき、「閲覧可」「編集可」の権限を付けられます。
プロジェクトの使い方(例)
- サイドバーからプロジェクトを新規作成し、名前と目的を付けます(例:「新商品PR 2026秋」)。
- ナレッジに商品資料、過去のプレスリリース、ブランドガイドを登録します。
- カスタム指示に「ブランドトーンを守る」「です・ます調」「固有名詞は資料の表記に従う」などを書きます。
- プロジェクト内で新しいチャットを開き、「SNS投稿案を5本」などと依頼します。資料を毎回貼り付ける必要がなくなります。
アーティファクトとは
アーティファクトは、Claude が作るまとまった成果物で、会話の横に表示されます。文書、デザイン、スライド、ダッシュボード、コード、小さな対話型ツールなどが対象で、作ったものは自動でサイドバーの「Artifacts」タブに保存されます。
使い方
- 設定の「Capabilities(機能)」で、コード実行とファイル作成の機能(新しい画面では「Create and edit files」)をオンにします。Team / Enterprise では管理者が組織設定で有効化します。
- チャットで「〇〇の資料を作って」と頼むか、Artifactsタブからテンプレート(Docs、Slides、Design など)を選んで始めます。
- 修正は「見出しを3つに」「グラフを棒グラフに」などと頼むか、テンプレートから作ったものは直接編集できます。文書ではテキストを選択して「Edit with Claude」で部分修正も可能です。
- テンプレート型の成果物は、種類に応じて Word、PDF、PowerPoint などの形式で書き出せます。
- エラーが出たときは「Try fixing with Claude」ボタンで修正を依頼できます。
プランによる違い(2026年10月時点)
チャットでの作成と Docs・Slides・Design テンプレートは全プランで利用可能です。ダッシュボード(ベータ)や外部アプリとの接続・データ保存は有料プラン、モーション(ベータ)は Team / Enterprise 向けと案内されています。
便利な使い方
- 議事録テンプレート、提案書の骨子、社内向けFAQページなど、毎回同じ形式で作るものをプロジェクト+アーティファクトで定型化すると効果的です。
- 長い資料は要点だけ抜いたメモをナレッジに入れると、コンテキストウィンドウを節約でき回答も安定します。
日本語での注意点
日本語の文書やスライドも作れますが、書き出し後のフォントや改行位置は崩れることがあります。社外に出す前に、Word や PowerPoint で開いて体裁を確認してください。
セキュリティ・データの扱い
アーティファクトは作成時点では非公開(自分だけ)です。共有するときは、相手に見せてよい情報だけが含まれているか確認しましょう。プロジェクトのナレッジにも顧客の個人情報や未公開の契約情報は入れない、社内規程に従う、が基本です。
関連:基本操作は Claude の使い方(基本)、開発者向けには Claude Code の始め方、仕組みの理解には プロンプト の記事も参考になります。
参考リンク
編集: AI Play 編集部 最終更新: 2026-10-25