会議の議事録をAIで自動作成する手順
録音・文字起こしから要約、決定事項、ToDoまでをAIで整える手順
会議の議事録は、録音や文字起こしさえあればAIでかなりの部分を自動化できます。ただし「誰が何を決めたか」の正確さは人が最後に確認する必要があります。ここではツールに依存しない基本の流れと、オンライン会議ツールに組み込まれた機能の使い方の例を紹介します。
目的
- 会議後30分かけていた議事録作成を、確認と修正だけの作業にする
- 決定事項・宿題(ToDo)・担当者・期限を漏れなく残す
- 欠席者が短時間で要点をつかめるようにする
準備するもの
- 会議の録音、またはオンライン会議ツールの文字起こし(トランスクリプト)
- 要約に使う生成AI(ChatGPT、Claude、Gemini など)または会議ツール内蔵のAI機能
- 社内の議事録テンプレート(見出し構成が決まっていると精度が上がります)
- 参加者全員への録音・AI利用の事前告知
手順
- 会議前に告知する:録音・文字起こし・AI要約を使うことを参加者に伝え、了承を得ます。社外の人がいる会議では特に必須です。
- 文字起こしを取る:Google Meet の「自動メモ作成(Take notes for me)」、Microsoft Teams の Copilot など、会議ツール内蔵の機能を使うのが手軽です。Google Meet では会議画面右上のアイコンからメモ作成を開始でき、メモは主催者の Google ドライブに保存されます(利用には対象のプランが必要)。Teams では、会議後に Copilot に質問したり履歴を見たりするにはライブ文字起こしが必要です。
- 固有名詞を補正する:文字起こしは人名・社名・製品名を誤認しやすいので、AIに渡す前に用語リストを添えます。
- AIに議事録化を依頼する:テンプレートと出力形式を指定します(下のプロンプト例)。
- 人が確認する:決定事項と担当者・期限は、発言者本人か司会者が必ず確認します。
- 共有と保管:社内の決められた場所(ドライブ、Wiki、チャット)に保存し、元の録音の保存期間も決めておきます。
プロンプト例
以下は社内定例会議の文字起こしです。次の形式で議事録にしてください。 - 会議名/日時/参加者 - 要点(3〜5行) - 決定事項(箇条書き) - ToDo(担当者・期限・内容の表) - 保留・次回検討事項 条件:発言にない内容は書かない。担当者や期限が不明な場合は「要確認」と書く。 用語:「アイプレ」=AI Play、「MGP」=ブランド名
決定事項だけ欲しいときは「決定事項とToDoだけを抜き出して」と短く頼むのも有効です。
うまくいかない時
- 話者が混ざる:参加者が同じマイクを使うと話者分離が崩れます。各自のマイクで参加してもらうか、要約では話者名を求めないようにします。
- 要約が浅い:会議の目的や議題を最初に伝え、「議題ごとに要約して」と分けて依頼します。
- 長すぎて途中で切れる:文字起こしを議題ごとに分割して要約し、最後に統合させます(コンテキストウィンドウの制限)。
- 存在しない決定が書かれる:ハルシネーションの典型です。「発言にない内容は書かない」「根拠の発言を引用して」と指示します。
注意点
- 情報漏えい:人事・取引条件・未公開情報を含む会議は、会社が許可したツールと契約プラン(学習に使われない設定)だけで扱います。個人アカウントの無料AIに貼らないでください。
- 同意と記録:録音への同意を取らずに記録・共有することは避けます。社外の参加者には特に丁寧に。
- 確認作業:AIの議事録は「下書き」です。数字、日付、固有名詞、決定事項は人が照合してから配布します。
- 関連:文字起こし、プロンプト
参考リンク
編集: AI Play 編集部 最終更新: 2026-10-25