AIで個人の情報整理(ナレッジ管理)をする手順
メモ・資料を一か所に集め、AIで要約・分類・検索できる状態にする手順
読んだ記事、会議メモ、思いつき、学んだことは、散らばったままでは活かせません。メモを一か所に集め、AIに要約・分類・検索を手伝ってもらうと、「あのとき読んだあれ」をすぐ取り出せる自分専用の知識ベースになります。こうした仕組みは PKM(Personal Knowledge Management)や「第二の脳」と呼ばれることもあります。
目的
- 情報を探す時間を減らす
- 断片的なメモをつなげ、企画や意思決定に使える形にする
- 学んだことを忘れにくくする
準備するもの
- メモの置き場所を1つ決める:Notion、Obsidian、Google ドキュメント、Evernote など
- AI機能:Notion AI のようにメモアプリに組み込まれたもの、または汎用チャットAI・NotebookLM
- 自分なりの分類の軸(仕事/学習/アイデア など、最初は3〜5個)
手順
- 入口を1つにする:メモ、ブックマーク、スクリーンショットの保存先をできるだけ1か所に集めます。
- 書く形を決める:日付、タイトル、要点3行、出典URL、タグ、の簡単なテンプレートを用意します。
- AIで要約して保存する:長い記事や会議メモは、AIに3行要約とキーワードを作らせてから保存します。出典URLは必ず残します。
- 週1回まとめる:その週のメモをAIに渡し、「共通するテーマ」「次にやること」「捨ててよいもの」を整理させます。
- 質問で取り出す:Notion AI は、ワークスペースのページや接続したアプリの内容に基づいて質問に答えられます。メモ全体に「〜について過去に何を書いたか」と聞けるようにしておくと便利です。
- アウトプットにつなげる:たまったメモから、企画書や記事の骨組みを作らせます(ブログ・note記事の構成)。
プロンプト例
以下は今週の私のメモです。 1. 共通するテーマを3つ挙げ、該当するメモのタイトルを付けて 2. メモ同士のつながりや、組み合わせて生まれそうなアイデアを3つ 3. 来週やるべきことを箇条書きで 4. 重複していて統合できるメモ メモに書かれていないことは補わないでください。
保存時の要約:「この記事を、3行要約・重要な数字(出典の記載どおり)・自分の仕事への示唆1行、の形でまとめて」
うまくいかない時
- メモが増えすぎて使えない:完璧に分類しようとせず、検索とAIへの質問で取り出す前提にします。月1回、不要なメモを削除します。
- AIの要約に頼りすぎて中身を覚えていない:要約の最後に「自分の意見」を一言書き足す習慣をつけます。
- ツールを何度も乗り換えてしまう:まず3か月は1つのツールで続けます。テキストやMarkdownで書き出せるツールを選ぶと、乗り換えも楽になります。
注意点
- 情報漏えい:仕事の機密情報を、私物アカウントのメモアプリやAIに保存しないでください。業務用と個人用を分けます。Notion AI など、ワークスペースのデータ共有設定は管理者が確認できます。
- 著作権:記事全文を保存・共有するのではなく、要約と出典URLを残します。自分用のメモでも、公開する際は引用のルールを守ります(生成AIと著作権)。
- 確認作業:AIの要約は元の内容を誤って伝えることがあります(ハルシネーション)。大事な情報は原文に戻って確認します。
- 関連:NotebookLM、RAG
参考リンク
編集: AI Play 編集部 最終更新: 2026-10-25