Google AI Studio の使い方
Geminiモデルを試し、APIキー取得やアプリ試作までできる開発者向けツール
Google AI Studio(グーグル エーアイ スタジオ)は、Google の Gemini モデルをブラウザ上で試し、そのまま Gemini API での開発に移れる開発者向けのツールです。一般向けの Gemini アプリと違い、モデルの設定値やシステム指示を細かく調整でき、試したプロンプトをコードとして書き出せます。ここでは 2026年10月時点の公式ドキュメントに基づいて、基本の使い方と注意点をまとめます。
Gemini アプリとの違い
- Gemini アプリ:日常の質問や文章作成に使うチャットサービスです。
- Google AI Studio:モデルの挙動を試して、API を使ったアプリや業務ツールをつくるための作業場です。公式の料金ページには「Google AI Studio の利用はサービス提供地域で無料」と書かれています(API を自分のアプリから呼び出す場合の料金は別です)。
基本の使い方(Playground)
- Google アカウントで Google AI Studio を開くと、Playground に新しいチャットが表示されます。
- 右側の Run settings パネルでモデルを選び、System Instructions(システムプロンプト)に役割や口調、回答の長さなどを書きます。
- 入力欄にメッセージを入れて Run を押し、返答を確認します。指示を直したら新しいチャットで試すと、前の会話に引きずられずに比較できます。
- Run settings では、構造化出力(JSON 形式で返させる)、関数呼び出し(ツール呼び出し)、コード実行、グラウンディング(検索結果に基づく回答)などを切り替えられます。
- 納得できたら Get code を押すと、同じ設定を Python や JavaScript などのコードとして書き出せます。プロンプトは保存・共有もできます。
会話が長くなると、毎回それまでのやり取り全体がモデルに送られるため、トークン上限に近づく点に注意してください。
API キーを取得する
新規ユーザーには、プロジェクトと API キーが自動で用意され、API キーのページからコピーできます。追加で作る場合は Create API key から作成します。コードでは GEMINI_API_KEY という環境変数に設定するのが公式の推奨です。SDK は Python なら pip install -U google-genai、JavaScript なら npm install @google/genai で入ります。
Build mode でアプリを試作する
Build mode は、自然言語で指示するだけで Gemini を使った Web アプリ(React と Node.js)や Android アプリを生成する機能で、公式も「vibe code」と表現しています(バイブコーディング)。作ったアプリは初期状態では非公開で、共有、GitHub との同期、ZIP での書き出し、Cloud Run へのデプロイができます。API キーはサーバー側のシークレットとして保存され、ブラウザ側のコードには含まれない仕組みです。
注意点
- 無料枠のデータの扱い:料金ページでは、無料枠ではコンテンツが Google の製品改善に使われ、有料枠では使われないと明記されています。社外秘や個人情報は無料枠に入れないでください。
- 共有アプリの費用:Build mode で共有したアプリの API 呼び出しは、作成者の利用枠に計上されます。有料モデルを使うと費用が発生する場合があります。料金の考え方は API料金 も参照してください。
- API キーの管理:キーはパスワードと同じです。コードに直接書いたり、Git にコミットしたりしないでください。
- モデル名は頻繁に変わる:新モデルの追加や旧モデルの終了が続いています。コードに書くモデル名は公式ドキュメントで最新を確認しましょう。
参考リンク
編集: AI Play 編集部 最終更新: 2026-10-26