AIでリサーチと情報収集をする手順(出典確認つき)
AI検索・ディープリサーチで調べ、出典を一次情報で確かめる手順
生成AIのWeb検索やディープリサーチ機能を使うと、複数のサイトを読んでまとめた調査レポートを短時間で得られます。一方で、出典の読み違えや古い情報の混入は避けられません。「AIに集めさせ、人が一次情報で確かめる」という分担が基本です。
目的
- 市場、競合、制度、技術動向の全体像を短時間で把握する
- 調べるべき論点と一次情報(公式発表、統計、法令、論文)の当たりをつける
- 根拠の確かな情報だけを資料に使う
準備するもの
- 調べたい問い(「〜について知りたい」より「〜を判断するために〜を知りたい」)
- Web検索ができるAI:Gemini の Deep Research、Claude の Research 機能、ChatGPT の検索・ディープリサーチ、Perplexity など
- 信頼できる一次情報の候補(官公庁、企業のIR・公式ブログ、学会など)
手順
- 問いを具体化する:対象期間、地域、比較軸、使い道を書きます。
- 調査計画を確認する:Gemini の Deep Research はまず調査計画を示し、編集してから開始できます。Claude の Research は Web検索をオンにし、チャット欄の「+」から有効化します(有料プラン)。
- レポートを受け取る:結論だけでなく、出典一覧に目を通します。
- 出典を開いて確かめる:数字・日付・引用は、リンク先の原文に本当に書いてあるかを確認します。二次情報(まとめ記事)なら一次情報までたどります。
- 日付を確認する:料金、法令、製品仕様は変わりやすいので、情報の公開日・更新日を記録します。
- 反対意見を探させる:「この結論に反する情報や異論を探して」と頼み、偏りを減らします。
- メモに残す:使った出典URLと確認日を、資料の末尾に必ず書きます。
プロンプト例
日本の中小企業が生成AIを業務導入する際の公的な支援策を調べてください。 条件: - 国・自治体の公式サイトを優先し、それぞれ出典URLを付ける - 2026年に公募中または予定のものに限る - 制度名/対象/補助内容/締切/出典 の表で - 確認できなかった項目は空欄にし、推測で埋めない
確認用の質問:「表の3行目の締切日は、出典ページのどの文に書かれていますか?原文を引用してください」
うまくいかない時
- 出典リンクが開けない・内容が違う:存在しないページや別ページを示すことがあります。必ずクリックして確認し、合わない情報は捨てます。
- 古い情報が混ざる:「2026年以降の情報に限定」「公開日を併記」と指示します。
- 英語圏の情報ばかり:「日本語の一次情報を優先」「日本の官公庁サイトを含めて」と明記します。
- 結論がふわっとしている:比較軸を指定し、表形式で出させます。
注意点
- 確認作業が本番:AIは引用元を取り違えたり、数字を作ったりすることがあります(ハルシネーション)。公開資料に載せる数字は一次情報で確認できたものだけにします。
- 情報漏えい:社内の未公開情報を検索クエリに含めないようにします。
- 著作権:調査結果に他サイトの文章を長く貼り付けて公開しないでください。要約し、引用は必要最小限で出典を明記します(生成AIと著作権)。
- 関連:ディープリサーチ、RAG、プロンプト
参考リンク
編集: AI Play 編集部 最終更新: 2026-10-25